猫も高齢化社会になっていて、20歳の猫も見かけるようになりました。
『うちの猫も年をとってきたけど、人だと何歳なんだろう?』
と考えたことのある方もいるのではないでしょうか?
今回は『猫の年齢と病気』を勉強していきましょう。
もくじ
猫の成長と人の年齢
子猫を育てた経験はありますか?
家中で運動会をして遊んでいたと思ったら、とんでもない格好で熟睡。。。
そんな日々の中であっという間に成長していく子猫。
生後6ヶ月は人でいうと10歳。
生後1年で15歳とあっという間に成長します。
シニアはいつから?
人と同様に犬猫の平均寿命もどんどん伸びています。
そこから換算した犬猫の年齢も変化していきます。
犬・猫の年齢と人の年齢の換算・早見表です。
この表では最近の日本の傾向から、65〜74歳の『准高齢者』を薄ピンク、75歳以上の『高齢者』を濃いピンクとしています。
猫のシニア期は一般的には8歳位からを言います。
さらに10歳を超えてくると様々な病気を発症するようになります。
猫の年齢と気をつけるべき病気
3〜4ヶ月齢まで
子猫を保護した時に比較的多く見られるのは、猫風邪(ヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジア、マイコプラズマ感染や細菌感染の併発)をひいていたり、ノミ・ダニ・疥癬(カイセン)の寄生です。保護したら病院で診察してもらうのが良いでしょう。
特に生後数ヶ月までは免疫が確立していないためにウイルス感染症に注意が必要です。
そのために、子猫の際は数回の混合ワクチン接種が必要になります。
寄生虫の感染症にも注意が必要です。
病院で糞便検査をしてもらうことをお勧めします。
成猫まで
異物誤飲
非常に多いのがコレです。
子猫は好奇心旺盛で何でも口にします。
ヒモで遊んでいて飲み込んでしまう。ゴムで遊んで飲み込んでしまう。
ネズミのオモチャの尻尾を飲み込んでしまう。
ものによっては胃腸で詰まってしまい、手術が必要になります。
中毒を起こすようなものを食べてしまうこともあります。
家の中は出来るだけ片付けて下さい。
成猫〜シニア猫
膀胱炎
特発性膀胱炎、細菌性膀胱炎など膀胱炎は多くみれられる病気です。
その特徴は頻繁にトイレに行き、ちょこちょこおしっこをすることです。
おしっこをしたそうだけど出ないこともあります。
これは炎症の刺激により『残尿感』があるためです。
炎症が強いと尿がピンク色になったり、赤くなったりします。これは出血を意味します。
尿道閉塞
雄猫は尿道の構造の問題から尿道閉塞を起こすことが多いです。
特に水を飲むことが減る冬場には要注意です。
膀胱炎のようにトイレに頻繁に行きますが、尿が出ません。
気づくのが遅れると腎臓へ大きなダメージを与え、命に関わることもあります。
歯周病・歯肉口内炎など
口臭が強い、食事の際に痛くて食べられない。
こんな時は歯周病や歯肉口内炎などがよくみられます。
シニア猫
- 腫瘍
- 腎臓病
- 心臓病
シニア猫の死亡原因は腫瘍、腎臓病、心臓病がトップ3です。これらの病気には特に注意が必要です。
シニア猫になったら常に健康状態に気をつけてあげましょう。
- 少なくとも1年に2回は健康診断をする
- いつもと違う様子であればできる限り早く病院へ行く
猫の寿命
【アニコム家庭どうぶつ白書2017】
猫の平均寿命は 14.2 歳であった。
猫の寿命を雌雄別に調べてみたところ、雄が 13.7 歳、 雌が 14.8 歳であった。
2018年のデータでは、
猫の平均寿命は15.32歳だった。
【日本ペットフード協会】
そのうち外に出ない猫は15.97歳、外に出る猫は13.63歳であった。
このことから
猫の平均寿命は14〜15歳
となっています。
外へ出ることで、ケンカして感染症になったり、事故にあうリスクが上がるからです。
猫の長寿ギネス記録
アメリカ・テキサス州に住むジェイク・ペリーさんの家族であった『クリーム・パフ』ちゃん(女の子)は、1967年8月3日に生まれて、2005年8月6日に亡くなったそうです。
なんと
38歳と3日!!!
現在の日本の猫の平均寿命が14〜15歳ですから、約2.5倍!!
驚きです。
現在の猫のギネス記録はクリーム・パフちゃんの38歳です。
本当に38歳とは驚きです。
でも
さらに驚くことがあります。
ジェイク・ペリーさんは他にも猫と暮らしていました。
名前は『グランパ・レックス・アレン』ちゃん(男の子)です。
実はこの猫も長寿猫で、
その年齢は、
34歳2ヶ月!!!
凄いです。
さらに他の猫たちもかなりの長寿だったそうです。
素晴らしい
何よりも大事なのは
長寿、素晴らしいです。
できる限り長く、家族である犬と一緒に過ごしたいものです。
でも何よりも大事なのは、
家族と共にいかに楽しく幸せに過ごすか
ということだと思います。
そのためには、
早期発見、早期治療をする事で犬の健康寿命を伸ばすことです。
自分の家族とのんびり楽しく過ごすために、
健康状態に気を使い、異変があれば早く病院へ行きましょう。
- 外へは出さない
- 少なくとも1年に2回は健康診断をする
- 異変があればすぐに病院へ行く
- 早期発見・早期治療につとめる